近年の就職活動で学生は「給与」だけでなく、そこで働く際にかかる生活費まで含めて会社を調べるようになってきています。特にお弁当や昼の外食はよくある出費の一つです。
本記事では、2027年の新卒採用の打ち手として社員食堂がなぜ有効なのかや、採用での見せ方についてご紹介します。
\ 社員食堂の導入をご検討の方へ /
なぜ今「社員食堂」が新卒採用で効くのか

値上げの時代の「支援」になる
近年、上がり続ける食費や度重なる飲食店の値上げにより、節約や我慢を余儀なくされる学生や社員がじわじわと増加しています。
社員食堂は福利厚生のひとつですが、新卒採用の文脈では「毎月の生活費を下げられる仕組み」として伝えやすい点が強みです。
さらに、給与や家賃補助のように条件が複雑になりにくく、入社後すぐに反映されることも学生にとって判断基準になりやすいです。
バランスの取れた食事
食費削減だけではなく、一人暮らしや自炊が苦手な学生にとって、栄養バランスの取れた食事が取りやすくなることは、健康面の安心につながり、栄養の偏りによる体調不良やパフォーマンス低下も防ぐことができます。
入社後の不安が特に強い新卒の学生にとって「馴染みやすそうな会社」というイメージを持ってもらいやすくなります。
新卒の学生に社員食堂が刺さる瞬間

新卒が会社を選ぶとき、福利厚生は「あるかないか」よりも、「実際に使えて、自分の役に立つかどうか」で見られます。
社員食堂はその条件を満たしやすく、説明の仕方次第で入社後の安心材料として伝わります。ここでは、学生が重視しやすいポイントと、社員食堂が刺さる場面を整理します。
毎月の生活費を下げられる「実感のメリット」
日々の出費を抑えられることは、学生にとって最大のメリットです。お弁当や外食は毎日発生しやすい出費なので、社員食堂があることで「食費が読みやすい」「節約できる」とイメージできます。
特に一人暮らしを想定している学生ほど、生活費全体の中でランチ代が占める割合を気にする傾向があります。
自炊が難しい新卒にとって「健康面の安心」になる
自炊に慣れていない学生や、忙しい中で食生活が乱れる罪悪感と不安を持つ学生にとって、栄養バランスの取れた食事を選べる環境は非常に魅力的です。
健康経営の取り組みとセットで伝えると、「社員を大切にしている会社」という印象にもつながります。
同期や先輩との接点が生まれ「馴染みやすさ」につながる
社員食堂は社内コミュニケーションのきっかけにもなります。同期や先輩と同じ空間で食事を取れることで雑談が生まれやすく、職場に馴染みやすいイメージを持ってもらいやすいです。
特に入社直後の孤立を不安に感じる学生には、安心できる環境として伝わります。
採用に効く社員食堂の見せ方

「社員食堂があります」と、ただ書くだけでは、差別化になりにくいです。
新卒に刺さるのは、社員食堂そのものよりも「生活費がどれだけ変わるか」「どんな体験ができるか」といった自分へのメリットです。
社員食堂を採用で活かすなら、伝える内容を少しだけ具体化して、学生に「自分事」のように思ってもらいましょう。
社員食堂の「ある会社」「ない会社」の比較
社員食堂がある会社と、ない会社では、どれだけ出費や自由に使えるお金に差が出るのかを棒グラフなどで、見やすく整理しておくことで「これだけ出費を抑えられるのか」という気付きを与えられると、一人暮らしを始めようとしている学生には特に刺さりやすいです。
「写真」と「具体情報」をセットで見せる
社員食堂は、文章で伝えるよりも、実際の写真と一緒に情報を見せるほうが伝わりやすいです。利用の様子や流れについても書いておくことで、毎日使う前提の福利厚生として見てもらいやすくなります。
特に新卒向けには、同期や先輩社員が利用している様子が見えると、入社後の生活が想像しやすくなります。
会社説明で「どんな人に嬉しいか」を一言で言い切る
会社説明で社員食堂を紹介するときは、細かなスペックよりも「誰にどんなメリットがあるか」を短く伝えるほうが刺さります。たとえば、一人暮らしを始める人、食費を抑えたい人、健康的に食べたい人など、求職者側の状況に寄せて話すと納得感が出ます。
面接では「導入の理由」を語れるようにする
面接の逆質問で福利厚生の話題が出た際に、社員食堂を導入した経緯を語れると印象が良いです。
食費負担を軽くして働きやすい環境を作りたい、健康を大切にしたい、コミュニケーションの場を作りたいなど、会社の考え方が見えると、新卒は安心できます。福利厚生を「制度」ではなく「会社の姿勢」として伝えることがポイントです。
社員食堂は採用コスト削減につながるのか

社員食堂は福利厚生なので、導入を検討する際に「結局いくらかかるのか」「採用に本当に効くのか」が論点になりやすいです。
ここでは、採用施策として社員食堂を捉えたときに、社内で説明しやすい費用対効果の考え方を整理します。
見るべきは「応募数」だけではない
コストをかけて社員食堂を導入しても「応募数」には、あまり大きな差は出ません。しかし、社員食堂の最大のメリットは、応募数に対しての「定着率」に貢献します。
近年、生活の変化に耐えられずに早期退社してしまう学生や、入社前とのギャップで退職してしまうといった事例もよく耳にします。しかし、社員食堂は入社後の学生の環境を整えるための安心材料になりやすく、社員が定着しやすいメリットがあります。
費用対効果の高い「応募数」よりも、費用対効果の高い「定着率」の方が、これからの時代、採用に重宝されます。
社員食堂は「生活支援」として価値を伝えやすい
社員食堂の強みは、求職者がメリットを具体的に想像しやすいことです。給与アップは魅力ですが会社側の負担も大きく、全社員に一律で反映させる必要があり調整も難しくなります。
一方、社員食堂は日々の食費という分かりやすい出費に効くため、採用メッセージとして「実質的な生活支援」として伝えやすく、比較検討の材料になりやすいです。
導入形態の選び方

社員食堂と一口にいっても、導入方法はいくつかあります。新卒採用の打ち手として導入する場合は、「どれが理想か」よりも、まずは自社の規模や運用負担、予算感に合う形を選ぶほうが失敗しにくいです。
ここでは代表的な導入形態を整理します。
設置型
社内に食堂スペースがあり、一定の食数が見込める企業に向いています。提供の自由度が高く、温かい食事や日替わりメニューなど満足度を作りやすいのが強みです。
一方で、人員の確保やピーク対応、設備管理など運用面の負担が増えやすいため、導入後に「回らない」状態にならないよう体制を先に設計しておく必要があります。
委託型
人手不足や品質の安定、運用の標準化を重視する企業に向いています。調理・提供・片付けなどを委託できるため、社内の担当者負担を減らしやすく、導入後も改善提案を受けながら運用を整えやすいです。
採用施策として継続的に見せていくには「安定して運営できる」ことが重要なので、社内リソースに不安がある場合は有力な選択肢になります。
関連記事:社員食堂のリニューアルを成功させるための確認ポイントと委託先の選び方
セントラル活用・完調品
できるだけ低コストで始めたい企業や、少人数で運営したい企業に向いています。調理負担を軽くしやすく、提供が安定しやすいので、立ち上げまでが早いのが特徴です。
採用向けに「食費の支援」として打ち出したい場合も、価格設定を整えやすく、社内説明がしやすい形になりやすいです。
関連記事:セントラルキッチンとは?システムや導入のメリットを知ろう
関連記事:完調品とは?社員食堂や介護食で選ばれる理由と他の方式との違いを解説
まとめ
新卒採用では、学生が「給与」だけでなく生活費まで含めて会社を比較する流れが強まっています。社員食堂は、食費という分かりやすい支出を抑えられるため、福利厚生の中でもメリットが伝わりやすく、採用の訴求材料として活用しやすい施策です。
一方で、ただ「社員食堂あり」と書くだけでは差別化になりません。価格帯や運用のイメージ、求職者にとってのメリットを具体化し、自社の目的に合った導入形態を選ぶことで、採用の強化にも社内の満足度向上にもつながります。
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