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完調品とは?社員食堂や介護食で選ばれる理由と他の方式との違いを解説

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完調品とは?

「調理スタッフがなかなか集まらない…」「コストを抑えつつ、安全で美味しい食事を提供する良い方法はないか?」

忙しい食事提供の現場の救世主として近年急速に普及しているのが「完調品(かんちょうひん)」です。

しかし、「便利そうだけど、味気なくならないか心配」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、完調品の基礎知識から、導入するメリット・デメリット、そして完調品だけではない「新しい食事提供の選択肢」まで、分かりやすく解説します。

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完調品(完全調理品)とは?

まずは、「完調品」という言葉の定義と、よく似た用語との違いを整理しておきましょう。

定義は「温めて盛り付けるだけ」で提供できる食品

完調品とは、「完全調理済み食品」の略称です。

その名の通り、食材の下処理から加熱、味付けといった調理工程が工場ですべて完了している食品を指します。

現場での作業は、基本的に「再加熱」と「盛り付け」のみ。
調理スキルや手間を必要とする工程が一切不要になるため、厨房設備が限られた場所や、調理師がいない現場でも、一定クオリティの食事を提供できるのが最大の特徴です。

半調理品など、混同されがちなものとの違い

よく混同されがちな言葉との違いを整理します。

  • 完調品vs半調理品(調理キット)

    • 半調理品は、カット野菜や味付け肉など、「下ごしらえまで」が済んだ状態です。
      現場での「加熱」や「最終的な味付け」が必要です。

    • 完調品は、「味付け・加熱まで完了」しています。
      現場での味の調整は不要(できません)です。

  • 完調品vsクックチル

    • クックチルは「調理した料理を急速冷却して保存するシステム(方式)」のことです。

    • 完調品は、そのシステムで作られた「商品そのもの」を指すことが多いです。つまり、「クックチル方式で作られた完調品」という言い方が正解です。

どんな形態がある?(冷凍・冷蔵・真空パックなど)

完調品には、保存方法によっていくつかのタイプがあります。

  • 冷凍タイプ(クックフリーズ)
    賞味期限が長く(数ヶ月〜)、ストック管理がしやすい。

  • 冷蔵タイプ(クックチル)
    解凍の手間がなく、冷凍に比べて食感の劣化が少ない場合が多いが、賞味期限は短め(数日〜数週間)。

  • 真空パック・レトルト
    常温保存可能なものもあり、非常食としても活用される。

社員食堂・介護施設が完調品を選ぶ3つの理由

なぜ今、多くの施設で「手作り」から「完調品」への切り替えが進んでいるのでしょうか。そこには、現代の運営課題を解決する3つの大きなメリットがあります。

1.人手不足を解決できる

最大のメリットは、専門的なスキルを持つ調理スタッフが不要になることです。

マニュアル通りに再加熱して盛り付けるだけなので、経験の浅いパート・アルバイトスタッフでも即戦力として稼働できます。

特に、早朝・深夜や土日祝日など、調理師の確保が難しい時間帯の食事提供において、最強の強みを発揮します。

2.安定した品質を保証

工場で一括調理されるため、「誰が作っても(盛り付けても)同じ味」を提供できます。

現場調理では担当者のスキルやその日の体調によって味にバラつきが出ることがありますが、完調品ならその心配はありません。

また、HACCP(ハサップ)などの厳格な衛生基準をクリアした工場で製造されるため、食中毒のリスクを大幅に低減できる点も、安全管理が最優先される介護施設などで選ばれる理由です。

3.食材ロスや仕込みの手間をゼロにできる

必要な食数分だけを解凍・加熱すれば良いため、食材の廃棄ロスを最小限に抑えられます。

野菜の皮などの生ごみも出ないため、後片付けの負担や水道光熱費の削減にもつながります。

完調品運用にデメリットはある?

合理的で、近年では味の面でもかなり品質の高いものとなってきている完調品ですが、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

手作り感が弱いと感じる人も

近年の完調品は、ダシへのこだわりや調理技術の向上により、以前より美味しさが大きく進化しています。

ただし、それでも現場で調理する料理と比較すると、
香り・食感・ライブ感といった“食事体験”の部分で違いが出る場合があります。

「美味しくない」ではなく、「体験の印象が変わる」というイメージです。
逆に言えば味の面では大きな問題は無くなってきているとも言えますね。

運用方式によっては保管スペースや機器が必要な場合も

冷凍タイプをまとめて納品する方式では、
一定量をストックするための冷凍庫・冷蔵庫が必要になることがあります。

一方で、毎日配送やチルド中心のサービスであれば、大きなストック設備が不要なケースもあります。

つまり、完調品は厨房工事こそ不要なものの、「どのサービスを選ぶか」で設備負担が大きくも小さくもなるのが特徴です。

人員や調理設備が必要になる場合も

近年では現地調理は湯煎などの簡易的な加熱のみで温かい食事を提供できるサービスも登場しているため、大掛かりな調理設備は必要なくなってきています。

しかし、食事提供を行うための人員と、湯煎等の最低限の設備は必ず必要になります。
さらに、「手作り感を出したい」「揚げ物等のバリエーションを増やしたい」といった理由でハイブリッド形式に移るには、ある程度の調理設備が不可欠です。

そのため、完全に設備投資ゼロで温かい食事が提供できる出張型の給食サービスと比べると、環境面での導入ハードルは高くなると言えるでしょう。

食事提供の主な4つの選択肢を比較

セルフバイキング形式

食事提供の方法には様々なものがあります。
自社の課題や目的に合わせて、最適な方法を選びましょう。

①完全自社調理

  • 特徴
    厨房で食材から調理する、従来の食堂スタイルです。

  • メリット
    「できたて」の美味しさ、家庭的な温かみ、柔軟な対応力や体験価値は最も強く感じることが出来ます。

  • デメリット
    調理師の採用・人件費、食材管理、光熱費などのコストと運営負担が一番大きくなる方式です。
    1拠点あたりの利用者が毎日100人を超えてくるかどうかが完全自社調理方式を検討する目安になりやすいです。

②効率重視で「完調品(調理済みパック)」を導入する

  • 特徴
    工場で調理済みのパック商品を温めるだけで提供可能です。

  • メリット
    オペレーションが簡単で、少人数・低コストで、完全自社調理よりも楽に運営することが出来ます。

  • デメリット
    現場で調理する料理と比較すると、“食事体験”の部分で違いが出る場合も。簡易的でも調理設備が必要です。

③手軽さが魅力だが冷たい食事になりがちな「お弁当・デリバリー」

  • 特徴
    外部のお弁当屋から配達してもらう。

  • メリット
    設備投資ゼロで明日からでも始められる手軽さ。

  • デメリット
    食べる頃には冷めていることが多く、毎日同じものが続くと飽きられやすい点に注意が必要です。
    「福利厚生」としてのインパクトは食堂と比べると弱く感じることも。

④完調品の効率と手作りの温かさを両立する「出張型社員食堂」

  • 特徴
    セントラルキッチンで作った料理を配送し、セルフバイキング形式で提供します。サービスによってはスタッフが配膳まで担当してくれるものもあります。

  • メリット
    厨房工事は不要なのに、クオリティの高い温かい食事を楽しむことができる「社員食堂らしい体験」ができます。

  • デメリット
    提供時間が決まっている場合が多い(例:昼の2時間など)です。

失敗しないための選び方

どの食事提供方法にも良い点があります。

  • 「とにかく人手不足を解消し、食事提供を止めないこと」が最優先なら完調品

  • 「社員の満足度を上げたい」「コミュニケーションを活性化させたい」なら出張型社員食堂

  • 「初期費用をかけずに、まずは何か始めたい」ならお弁当

がおすすめです。
企業によってはお得な試食体験を設けていることもありますので、まずは実際に試してみることをおすすめします。

出張型なら設備不要で温かい食事を提供可能

「手間なく社員食堂を導入したい」「暖かくて美味しい食事を提供」

そんな企業様にご提案したいのが、セカンドキッチンの出張型社員食堂です。

自社のセントラルキッチンで手作りした料理をバットに入れてオフィスまで届け、セルフビュッフェ形式で社員の方に自由に盛り付けていただく“出張型社員食堂”です。

  • 一食あたり500円~導入可能
    自社のセントラルキッチンでまとめて調理するため、外部委託でありながらコストを抑えた提供が可能です。
  • 厨房工事は一切不要
    会議室や休憩室の一角があれば導入可能です。

  • お弁当にはない温かさ
    ご飯や汁物は現地で温かいものを。
    おかずも彩りよく盛り付けられるため、パックのお弁当にはない「食事の楽しさ」があります。

  • 圧倒的な手軽さ
    社内での調理の手間がかかりません。更に、追加料金にはなりますが、使い捨ての容器をご用意したり食器の洗浄まで当社で承ることが可能です。

大阪・京都・奈良エリアを中心に、30食から導入できる出張型の社員食堂をご提案しています。

この記事を読んで、「うちでも導入してみたい」と感じていただけたなら、まずは無料の試食会で、味・ボリューム・運用のしやすさをご体験ください。

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